<第4回>「勉強を長続きさせるためには。」
さて、なんとか勉強する気になって、しばらくは張り切ってやっては見たものの。何せ、根気が続かない。計画通りにやれたのは、最初の1週間だけで、そのうちだんだん気力がなくなって、結局1ヶ月しかもたなかった。という経験をした人は、結構多いのではないでしょうか。これなんかまだましですよね。1日、3日なんて生徒もいますから。
人間つらいことを長く続けることは、普通の精神状態ではなかなか難しいものです。臥薪嘗胆ということわざもあるくらい、常にモチベーションを高めておかなければ、なかなかつらい勉強は続かないものです。
そこで、今回は、勉強を長く続けられるようになるにはどうすればよいかと言うことについて、「目標の持ち方」と「勉強の仕方の工夫」の2点から書いてみたいと思います。
その前に。うちの塾の中学3年生は、夏期特訓中で、1日に9時間から12時間、毎日勉強しています。これまでは、いくら勉強しなさいと言っても、あまり勉強していなかった生徒達が、急に勉強しだしたのには理由があります。このことにも絡めて、書いてみたいと思います。
1 「目標の待ち方」
どこの中学3年生も多かれ少なかれ、それまでよりも勉強するようになります。それは、高校受験という目標が、目の前にちらつき始めるからです。私が受け持った生徒で、どれだけ言っても、ちっとも勉強しなかった生徒でさえ、受験の2ヶ月前からは、死に物狂いで勉強をしていました。このように人間は、目標があれば、つらいことにも耐えられるのです。そして、その目標が自分にとって価値があればあるど、絶えられる限度が大きくなります。ところが、このような中3の生徒達は、高校受験が終わると、まったく勉強しなくなります。目標がなくなってしまったからです。そしてまた、大学受験が近づかなければ、なかなか勉強
しようとしないのです。では、どうすれば、自分にとってプラスになるとわかっている勉強を、続けることが出来るようになるのでしょうか。それは、目標を段階的に持つことです。
そもそも人間には、「豊かで有意義な人生をおくりたい。」と言う大前提があります。これは誰もが共通してもっている目標です。だれも貧しくてつまらない人生を望んでいる人はいません。その大前提を達成するために、自分はどうなりたいかと言う目標をまず立てます。例えば、やりがいもあって収入もある医者になりたい。というのでもいいでしょう。これが個人の大目標になります。次は、その大目標を達成するための中目標として、まず、高校を決めます。高校生になったら、この目標を大学に修正すればよいのです。つまり、中目標とは、大目標を達成するために通過する学校を決めることにあります。そして、最後に小目標です。これは、目前に迫ったテストを
目標にします。中目標である学校に合格するために必要な点数をとることを目標とします。このように目標を段階的に決めることで、常に具体的な目標をもつことが出来ます。目標が具体的であればあるほどモチベーションは高くなります。
2 勉強の仕方の工夫
勉強を長く続けるには、ちょっとしたテクニックがあります。振り子の原理と言うものです。例えば、数学のように思考力を使った勉強をしたあとは、社会などの暗記物をやったり、好きな教科のあとには嫌いな教科を交互にやったり、自分にとって違うものを、小刻みに、交互にやるのです。うちの塾では、この夏休みに夏期特訓と銘打って、1日6時間以上の勉強をやっていますが、英単語の練習、英文の視写、数学のプリント、理・社パソコン学習など、10項目くらいの学習プログラムを決めて、それを少しずつ取り組むようになっています。目先の学習をころころ変えて飽きさせない工夫をするわけです。
このプログラムのおかげで、これまで長い時間勉強したことがなかった生徒達も、初日から長時間の勉強を実行できていました。そして、その感想も「これなら、もっとできそうだ。」というものでした。さて、次回からはいよいよ私のもっとも主張したい「成績別学習」について、詳しく書いてみたいと思います。まず、最初は、成績の悪い人の勉強法からです。
<第3回>「成績を上げるためには、どうしたらよいか。」
成績を上げるためには、まず、学習する時間を確保することです。上位の2割と下位の2割の人は、1週間に15時間、それ以外の6割の人たちは、週に10時間の家庭学習をある条件下でやることで、現状の成績を維持できます。これはある塾で統計を取られた結果です。この程度の学習時間は英智学院では、自習時間も含めてですが。塾で確保します。ですから、成績を上げるためには、それ以上の時間、学習をする必要があります。 そしてその条件と言うのが、次の3点です。
1 学校での学習をきちんとやっていること。
2 わからないところ調べる資料がそろっているか、すぐ聞ける人がそばにいること。
3 自分のレベルにあった課題が用意されていること。
1は、言うまでもありません。学校での学習が基本になりますから、それがきちんと出来ていないでは、いくらうちで一生懸命勉強しても効果は薄くなります。学校で習ったことを、その日のうちに家庭で復習というのが、最も基本的で効果のある学習方法です。基本的に英智学院は生徒さんおよびご家庭で特別の事情がなければ、毎日のように塾に通っていただきます。塾としての授業のようなことももちろんいたしますが、まず始めに学校で出された課題、宿題、提出物に取り組んでもらいます。これは公立高校を受験する予定の生徒さんの内申対策も兼ねています、どうもいままでの慣習から大坂の中学生が内申点(調査書)を意識するのが遅い!!!傾向にあります。もっと中1、中2から焦ってください。その受け皿に英智学院はいます
2は、それぞれのレベルによって違いますが、参考書などを見て理解できる程度ならば、それでいいのですが、そういうのを見ても理解できない人は、だれかわからないところを教えてく
れる人を確保する必要があります。一番お薦めなのは、英智学院のような、自立学習を標榜している塾です。このような塾は、学習する環境(教材や教具)が整っていますし、授業ではないので、自分のペースで学習が出来ます。また、指導者が常駐しているので、いつでも質問が出来ます。
3は、本人に合った質量の課題、宿題がだされていることがポイントです。学校や大手、中には横着する中小個別指導の学習塾も画一的な課題、宿題をだしています。英智学院では、本人の学力ややる気に応じて一人ひとり異なる課題、宿題を与えています。これは意外とできている塾が少ないです。家で自主的に学習する場合でもなにも高価な教材をそろえなさいと言っているのではありません。むしろ反対です。自分にとってわかりやすい参考書と問題集を各教科1冊ずつ準備すれば十分です。ここんとこ英智学院得意なんです。塾長自身が参考書マニア(最近予算不足で思うように貪れてないのが残念に思っています。)
これらの条件を満たした学習を週に10~15時間することが出来れば、必ず成績はあがっていきます。ただ個々の学力によって、学習方法を変える必要はあります。このことについては、後述いたします。
最後に、「理屈はわかるけれど、どうしても勉強できない、
続かない。」と言う人も多いことでしょう。そういう人は、以
下の事を守ってやってみてください。意外と簡単に出来ます。
1 勉強を始める時間を決める。(終わりは臨機応変に。)
2 勉強をする場所を決める。そこは、テレビやゲームの誘惑
がない場所が望ましい。英智学院はほぼ毎日開講しているのでどんどん自習に来てください。質問も随時うけつけます。
3 集中力が続かない人は15分ごとに5分の休憩をいれ、15分を、だんだん長くして、50分続けて勉強できるようにする。(人間の集中力は、だいたい15分くらいは続く
もので、最初はそれくらいから始めるとよい。)
4 何かを達成できたら、自分で自分に小さなご褒美をあげる。例えば、1日に2時間勉強できたら、ゲームを30分出来るなど。
1~5の項目も生徒の特性を見極めながら指導していきます。
英智学院はいったん保護者のかたが生徒をお預けになったら大船に乗ったような気分になってもらう塾です。もう家庭内では親子の会話はひたすら楽しいのもばかりにして家庭内の雰囲気を明るくするのも目標です。
次回は、せっかく始めた勉強を、出来るだけ長く続ける方法
について書いてみたいと思います。褒美系で生徒をテンションアゲアゲにしていますことの是非も書いていきたいと思います。
まずは悩んだら英智学院 体験して。。。つまるところ宣伝なので仕方のない終わり方になりますが最後までよんで頂いた方の中には英智フリークが生まれることをちょこっと期待して今日のブログ終わっておきます。
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